明治二十四年八月十五日
高橋直秀身上伺

さあ/\身上尋ね出る。同んなし一つの理を諭そ。これまでは分からん/\の道を通り来たる。話の理というは、そりゃそんなものと言えば、それだけなれど、よう聞き分け。たった一つの理である。救けにゃならん、救からにゃならん。よう聞き分け。親という理に子という。可愛一条は親の理。難儀不自由の中に、たんのうは思われよまい。なれど、話の理を聞き分けて身が治まれば、その上あろまい。これよう聞き取ってくれるよう。

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