明治二十四年八月七日
市口久吉五十四才身上願(天清組)
さあ/\尋ね出る処/\、身上に事情ありて尋ね出る。どうでもこうでもいかん。一つ赴かん。どうであろうと日々思う処、日々立て替えよ。救けにゃならん救からにゃならん一つ中に、身上鮮やかならん処、聞き分け。不自由さそう難儀さそうという親が有るか無いか。事情聞き分け。事情は世界、いんねんの理にある。この理から成程という理定め。一時大層々々、先々どうという理持たず、世界事情見て成程というは、一つのさんげになる。一時大層。これだけ運んで居るのに、どうであろうという理持たず、事情治めてくれ。これだけ諭すによって。