明治二十四年六月二十五日(陰暦五月十九日)午前八時
山本平十郎六十一才身上願(和泉国大高郡美木多村大字檜尾)
さあ/\身上から尋ねる。尋ねば一つの理を聞かそう。さあ/\身上不足なるという。さあ/\ころりと違うで。身上不足なるやない。いんねん一つの理が重なりてあるのやで。さあ/\今一時なるとは思うなよ。今の処は、尽す理は、日々に十分受け取るで。今の処は、善いいんねん一つの理のさんげ。いんねんの理は世界という。難儀不自由の理を見て、めん/\たんのう。たんのうの理はいんねん一つのさんげやで。さあよく聞き取りて、内々めん/\一つの理を改め替えねばならんで。この理を諭して置こう。