明治二十四年六月十九日
深谷徳次郎二十二才願

さあ/\尋ねる処、一人二人一つに聞かす。身の処判然した処分からん。分からんやあろうまい。こうして一つ今までの事情、前々一ついんねん一つのこの理を話して置かねばならんで。いんねんの理によりて、日々結構な事情、たんのう/\心を持たねばなろうまい。日々の理を忘れては、結構な理を失うで。一代の理前々の理、分かり難ない。生まれ更わりの事情、知らず/\の道世上に映してある。これ見て一つさんげ。ほのかの理やと思うのに高い所出けてある。これは年限重ねた理で出けてある。よく聞き分けて、心改めねばなろうまい。この理をよく諭してくれねばならんで。

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