明治二十四年五月三十一日
岡本ならゑ身上願

さあ/\身上にだん/\の不足、どういう事であろう。長らえて事情、どうでもいかん事情諭し、諭してやらねばならん。身上に不足あれば、何にも思う事情あろまい。事情は知らず/\事情、一代経ち、万事何かの処諭してやらねばならん。何程楽しみ十分拵えても、身上に事情あれば、楽しみあろまい。十分案じるであろう。十分立て替い。身上余程大層。たった一つ身上楽しみ。身上不足あれば、楽しみあろまい。これたった一つ、よう話聞かしてくれるよう。

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