明治二十四年五月三十一日
宇野善助五十六才身上願
さあ/\身上に一つの事情尋ねる。一つ諭しよう。先ず長らえての事情、よう/\の道であろう。よう/\の道なら、どれがいかん何がいかんと、これ言えん。これまで運んだる道事情は世界。世界から成程と言う。世界第一。世界大き成れば、世界一時掛かり来る。さあ/\仮名ぁな理に諭しよう。多くの中に事情は一つ、運ぶ中に一つ、万事の中に心のため事情諭し置こう。事情は一つ万事一つ。育てば育つ、育てねば育たん。皆んな可愛。この理さい聞き分けば、親と言うて通れば、この理を諭し置く。願通り通れば鮮やかと言う。身上に不足ありては何の楽しみはあろまい。長くの道通らにゃなろうまい、通さにゃなろうまい。これまで道の処にては理があったであろう。一つには案じてはならん。万事心で通らにゃならん。どれから見ても成程というは、自由という。これだけ諭すによって、世界万事心に治めてくれるよう。