明治二十四年十二月二十八日
寺田半兵衞身上寒気立ち身縮まるよう思う、又コウ口中荒れ真之亮咳出でに付願
さあ/\事情尋ねる、いかなる事情尋ねる。やん/\以て尋ね事情、いかなる事いかなる事、長い間という。どういう事、人一人事情、これ一つ事情、十分何は一つの処、それ/\教一つ。これ一つ随分何が事情、なんたん一つ、十分の理にさしづして居る処、速やか万事何かの処、それ/\めん/\心どうと思われまい。事情一つの理は重々の理に仕込まにゃならん。教えにゃなろうまい。又一つ小人いかなる事であろう。一時の処にては万事一寸とは頼もしい理治める。皆々の処どうであろう、日々思う処、日々心に掛けてはならん。身の処に寒ぶけさす。どういうものであろう。淋ぶしいこれ計り難ない。一つ道切り掛け。一時万事不都合でならん。一つ狭ばく所という。淋ぶしい所身に掛かる。さあ/\大手先理掛け。道先や旬々、道一時心の理穏かすれば、大手先道切り開け。淋ぶしいは一つ、淋ぶしい心の理、どんな道切り掛けるやら分からん。見るに見られん。どんな道切り掛けるとも分からん。身上から尋ねたら知らし置こう。これまで越すに越されん。越すに越されんどんな道とも分からん。何時切り開けるとも分からん。心にしっかり聞き取りて置け。