明治二十四年十二月十九日夜
本席身上御障りに付願
さあ/\どういう事や/\、どういう事か分かろうまい。何程急がしい/\中に、今日はどうしよう、気分悪い。悪ければ日々運ぶ事出けん。どうなる日々の処、世界寄り来る処運んで、それ/\寄る処救け。それ/\日々尽す。旬々理によって、一日の日/\何でも事情は治める。毎夜々々である。思い掛け無い人積んで来る。たゞ一つの理によって十のものならたゞ一つという。どうもならん。この理皆聞いて置かにゃならん。どういう事始めるやら分からん。一日の処/\取り扱え。一日の日たゞ一仕切りや。一時人掛かる掛からんという。多く寄り来る。一日間二日三日と思やん取らにゃならん。これから取り扱え。一日の日十日三十日や。いかなる事であろうと思う。どうでも運び掛けたら運ばにゃならん。切れんように運ばにゃならん。切れやせんで。あらかた了たら切れるか、と思う。切れやせん。一つ手を繋ぐ模様。一つ/\治めにゃならん。一つ手が繋がにゃならん。切れた事なら切れた処から火が入る、風が入る、水が入る。怖わい恐ろしい。誠続く理があれば、どんな中でも怖わい事は無い。こうなればどうなるや知らんと、結構と思うてる中にどうや知らんと。又一つさづけ/\と言うてある。一日に何人と分からん。とくに渡してある処、一つ改めてさづけ出してある。これから先は一度定めた事情は一日一度、三三九の理を定めたる。詰まり/\て事情だけは許したる。何時なりとも一日一つとして治めたる。成らん処から運んだ理は生涯。知らん間は生涯と言えん。軽い重い理は無い。なれど心の理によって軽くなる。だん/\種を蒔く。運んだ理は日々に受け取りてある。これだけしたらと言うだけではならん。覗くだけではならん、どうもならん。世上の理取りたりすれば、どんな理がどうやら分からん。日日尽して嬉しい。尽さずして種を蒔けば、日々帳面をよごして居るようなもの。日日帳面消して居るようではどうもならん。日々嬉しい一つの種は、一粒万倍に成りて日々治まりて来る。これは実が実やないか、反故か嘘か、世上の理を見れば疑いあろうまい。一つ心持たにゃならん。今夜これだけ話して置くによって、明日は直ぐと席を運ぶで。