明治二十四年十二月十八日
平野トラ身上より夫婦出よとのおさしづに付両人願

さあ/\身の障り/\という。身の処障り分かろうまい。自由一つの理は前々理にも諭しある。夫婦とも一つの事情に諭し置く。世界の処、それ/\理を下ろし置いたる処、まあ一つの事情聞き取れ。長らくの話を伝える。諭す処という。夫婦という一つの理に諭し、文字という、堅いという。これは違うまい。なれど取りよ見ようという。直き/\事情を聞けば鮮やかという。よう聞き取れ。遠く事情とも言えば、近く事情とも言う。余儀無く事情運び、これまで道すがら、今一時どういう事も自由の理を以て通し来た事情には、頼もし事情あり。よう聞き取れ。広く場所と言えばあたゑ、心にこれだけと言えば皆あたゑ、日々の処これまで運び処は、日々の理に受け取る。扶け合い/\、互い/\とも言う。扶けやいなれば救けにゃならん道もある。自由という理を思うから、これまで運び来た事情によりて、抑えて抑えて/\抑えんならん理もある。これ先は長いが楽しみ。どれだけの自由と言えど、短い楽しみの真の楽しみになろまい。さあこれからたんのうと言う。運んだ事情は運び、尽した事情は尽し、これからは/\ならんという事情は無いで。じっとして心を鎮めて居れば独り成りて来る。一時々々と言えば、自由の理である。なれど長い楽しみになろまい。今年にもあれば、又来年にもある。年限事情の理で実がのるという。これだけ諭し置くから、これから先は身上障り無きという。この理をしっかりよく聞いて置け。

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