明治二十四年十一月七日
平野楢蔵身の障り願

さあ/\一時尋ねる/\。どういう事であろ。さあ/\早く事情、どういう事情、万事の処掛かりたる身の処、一寸には案じるやろう。どういう事を思うやろう。思う中に早く/\綺麗な中に一つ心に浮かむやろう。綺麗なものや。なれど中に一つまがある。生涯しっかり一時定めにゃならん。早く/\さあ/\これまでの処、どういう中ならん。通りた中にめん/\通りた道があろ。生涯の心に早く定め替え。

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