明治二十四年七月八日
寺田半兵衞家族の者身上に付伺
(寺田半兵衞娘コウ十九才なる者七月三日より咳出で、腹へひゞきて痛み且つ頭痛甚しく、然るに四日に姉たきおさづけを戴き帰宅の上早速御願いせしに、直ちに頭痛は治るも他の御利益無し、又父半兵衞五日の朝右の脇腹よりこくらかえりしたようにて、一時間計り身の自由叶わず、又六日右の肩詰まり頭痛致すに付、七日におぢばへ出て御話せし処、直ちに御利益を戴きし故右に付伺)さあ/\尋ね出る事情、事情身の処にて事情二つ、事情又候々々一つ事情どういう事であろうと尋ね出る。めん/\事情にては心得ん。子供一つの事情どういう事であろう。めん/\から一つ事情説くによって、一寸には話までの事情に。これまでほのかにも聞いて居るやろう。右は悪左は善、一つ/\知らせ。辺所たる処、又々事情、それ/\一日の日を定めて、それ/\身の処今日と定めば一つ障りという理聞き分け。右は悪左は善、辺所たる処、一時何とも分からん。難しい所へは連れて行かん。今日は何処其処へと思う。たすけ一条は行かにゃならん。行けば諭す理、世上一つ事情、これさえ持って居れば一日も危なきは無い。辺所を道付きよいて一つ内の処、今日という。右左差し入りていつ/\まで事情という。一つには子供という、二度三度聞いたる一つの心にある。年限事情諭し置いたる処、三年速やかという。皆んな曇り無きよう、改めてそれで伝わる一つ望みと諭してある。一時諭せん心に三年という。生まれ子同然一つの理になりて悟り、掃除一つ事情速やかなした一つ事情、身の処にて十分鮮やかという。どんな事情も思わずして、ほんにこれでなあという事情運んで、同じ兄弟、同じ中、三年という事情切って置くによって。