明治二十四年六月三十日
山沢サヨ腹痛みに付願

さあ/\尋ねる事情/\、小人たる身の処の事情堪えられんと思う/\であろう。一寸の処何度の事情運んで、幾重諭し/\にしてある。それ/\の諭しである。諭しあれど、一寸成程と思う。日柄越す。どんな事情計り難ない。この事情聞き分けにゃならんで。どれだけ人々入り込む。人々一寸の事には分かろうまい。随分の分からんであろうまい。どういう理が違う。いんねんの理、鏡やしき何か万事聞き取って、どんな者でもこんな者でも、内々どうも言えん。いんねん/\理を外せば神が見て居る。いんねん鏡やしき。内々どうとも言わいでもよい。深きいんねん、浅きいんねん。又一つにはそんな事があろうか。めん/\心に合わねば不幸。鏡やしきとは言えん。鏡やしき、いんねん成程の心を治めくれ。そこで小人身の障りどうで可愛いが神の理、いんねんの理から善いいんねん、これから理を聞き分け。

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