明治二十四年六月十一日
越後行に付、会長より鴻田忠三郎用事申付けに付願

さあ/\前尋ねる事情、尋ねる事情さしづ一つ、他に一つ始めようという事情聞き分け。どういう事で聞き分けるなら、ぢばという、ぢばのそれ/\人という事情始める。一つ理が治まる、固まる。他に一つ世界運ぶ。先々の事情又々の事情、先々の事情より集まりたる。事情一寸には分かり難ない。ぢば一つの理を以て世界始め掛けるは、誰も頼み掛けん。皆心一つの理が集まりて事情という。長いと言えば長い、先と言えば先、働きによって集まる。たゞ一つの事情、一つ/\理を聞き分けて一箇国という、又初めという、治まるであろう。なれど他に直々という。世上世界に取れば、あちらから寄るこちらから寄る。いかなるも世界々々、理がありて集める。一寸始め掛けるという。世界一つの理という。他に運ぶ処薄いという。あちらから入り、誰がどうする。だん/\運べども守護無き事情では何にもならん。だん/\遅れてある。なれど、この道はだん/\日々に増して居て、それより事情何時なりと止めはせん。強あてどうとは言わんで。さあ/\修理なら十分廻らにゃならん。種の修理はそれ/\聞かすが修理、修理ならそれ/\行かにゃならんで。

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