明治二十四年五月二十五日
鴻田忠三郎耳遠くに付願
さあ/\身の処にて鮮やか通じんという。よう聞き分け。年代の理を勤めば、見ず聞かずでも治まる。年代の道を通るなら、知らず/\の道は通れようまい。一つ道を、鮮やか身の処にて不足あってはと思うから尋ね。見ず聞かずでも勤まるという。
同豊松育てる事の願
さあ/\尋ねる。尋ねにゃなろうまい。尋ねるから、一つ事情はしいかり書き取れ。内々にも十分諭せ。いんねんという理を、内々へもしいかり聞かせ。兄弟の中、どういうものと、内々も分かろうまい。小人という、一度こちらへと言うのは、心胆の理やない。日々暮らす、月々年々の暮らす中、小人育てるがいんねん。何人兄弟の内、一人だけどういうものと思う。皆寄せてある。欲しいと思うても、無いもいんねん。要らんと思えど、出来るがいんねん。内々事情代々の理ともいう。いんねんの理を聞き取るなら、分からんやない、成らんやない。どうする事も要らん。大切の事情いんねんと言うてある。育てるもいんねん、内々兄弟寄り合うて、それそれ治まる。心の理が治まれば、内々治まらんやない。尋ねるから十分のさしづをしよう。さあ/\尋ねる。尋ねにゃなろうまい。尋ねるから、一つ事情はしいかり書き取れ。内々にも十分諭せ。いんねんという理を、内々へもしいかり聞かせ。兄弟の中、どういうものと、内々も分かろうまい。小人という、一度こちらへと言うのは、心胆の理やない。日々暮らす、月々年々の暮らす中、小人育てるがいんねん。何人兄弟の内、一人だけどういうものと思う。皆寄せてある。欲しいと思うても、無いもいんねん。要らんと思えど、出来るがいんねん。内々事情代々の理ともいう。いんねんの理を聞き取るなら、分からんやない、成らんやない。どうする事も要らん。大切の事情いんねんと言うてある。育てるもいんねん、内々兄弟寄り合うて、それそれ治まる。心の理が治まれば、内々治まらんやない。尋ねるから十分のさしづをしよう。