明治二十四年五月二十五日
山本利三郎下女の願
さあ/\尋ねる事情は、人を差し替える。まあ前々事情、一時事情思う処、どうせいとも言わん。暫くこれまで一時何の不足も無き事情、これまで通り来た処、思わく通り、一時こうしたらと思う処、前々事情、それ/\の心に治まり、いつ/\までもという。尋ねるからさしづ。さしづ通りにすれば案じる事は要らん。人々心の理、一寸は暫く、それ/\治まり、何事情無き処、心置き無うの事情、暫くと言えば暫くなれど、他に事情差し替え、不足とも思わず、暫くの処はそのまゝがよかろう。