明治二十四年五月十日
播磨国美嚢郡高木村、神沢瀧蔵身上願

さあ/\尋ねる事情身の処、事情心得ん。一寸聞き分けにゃ分からん。遠く所、だん/\日々の事情受け取る処、一寸心得ん。どういうものである。案じる事は要らん。めん/\一つこれから先、これまで諭する、それ/\の道を運ぶ。どうなりこうなり事情めん/\心だけ、日々通り来たる。これから先、これまでところっと事情変わる。変わると言えばどう成ろうと思う。世界も分からん処通り難くい。それから/\の道がある。これから先、思う心だけ日々の事情ある。日々の事情、今まで危なき事情あった。道無き事情、向うへ越す。又道がある。一つの道があった。めん/\又向うへ越す。道に廻り/\の道がある。身上の事情尋ねる。こういう事情を聞いた中に、一つの事情聞かさにゃならん。これだけの道があり、なか/\の事情ほっと心が掛かる。これからだん/\の事情という。これから道を尽し、内々も定め。身上心得ん。これまで働いた処、十分受け取ってある。先の理心に持てば楽しみある。これから世上の理が治まる。めん/\も治まる。これ一つ聞き取ってくれ。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です