明治二十四年三月四日
諸井国三郎身上より願

さあ/\身上の処/\、どういう事である。何程思えども分かろうまい。よう聞いてくれ。難しい事情をどうせいとも言わん。年限経てば一つよう聞き分け。この道というは、どういう理、成程の理も分かりあるやろう。又日々尽す理は受け取りて居る。世界という、有る無き理はあろうまい。内々一つという、何かの事情一つという。治め方、治まり方、生涯の理、まあ内々めん/\家内それ/\、明らか一つの理を以て日々という。いんねんという、成るもいんねん、成らんもいんねん。一代の理はどうでもこうでも通らねばならんは、絡んだいんねん、どんな事見るもいんねん。この事を聞き分けるなら、何よの事も分かるであろう。一日経てば又明日という。これだけ諭し置くから、よう聞き分けてくれるよう。

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