明治二十四年二月二十六日(陰暦正月十八日)
五年祭の取り扱いに付意見一致せざるに付願

(教祖五年祭当日取り扱いの事に付集会せし処、一方は一箇所のみにて御酒、御肴、鏡餅、結び竹皮包、弁当渡しては混雑して講社員全般に行き届かず、よって講社員は桝井伊三郎の宅を借りて渡すを可とし、又一方は皆一所に於て渡すを可として、相談二つ割れて治まらず、どちらにしたら宜しう御座りますか願)さあ/\尋ねる事情/\、前以て事情諭しある。どちらも十分の理、そちらへも届く届かん。先ず/\多くの中/\一人々々理はあれど、運ぶ事情は万人の中という。難しい事であろ。始め掛けたら始めにゃならん。一時渡そ、二度に渡そ。一寸及ぼすだけの理運んでくれるよう。前々事情始め、そこえ/\治めある。前々刻限事情に諭してある。いろ/\到底及ばんな。多くの中遠くの所、二度三度四度五度七度まで届くもある。一度も届かんのもある。多くの中事情ある。所々国々始め、一つの理がある。互い/\の理十分定めくれる。一つの理届くまい。多くの中届かそうと言うても届きやせん。これは信者々々、信者だけ運んでくれるよう。応法は応法の理に運んでくれるよう。
押して、左様なれば二つにする事に致します
二つに分けんにゃ届くまい。国元へ帰り会う人々、わし無かった、見なんだ、一時断わり及んで置け。講社々々多く中、届かん道が広くという。
さあ/\講社員へ、それ/\前々掛かりの事情に運べば、運べる。応法の理は応法の理、一度の理無し、理は見ぬ、国々治まる。そこえ/\だけの理は匂だけ、そこえそこえ治まる。さあ/\大抵で心だけ治まる。治まらん処は、初め一つ治まる処からそれ/\治まる。

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