明治二十四年二月二十四日
平野楢蔵願
さあ/\何でも外なる無い処に心得ん。余の儀外の儀で無い事情は、世界の事情聞き取りて置かねばならん。難しいように思うやろう。変なるさしづと思うやろう。一寸にはこの度の事情という。多く中に無い一つの事情、めん/\心得ん理がある。他に処事情は、それ/\めん/\心尽す運ぶ心だけの事情は受け取る。何処其処どうは要らん。心だけの理が受け取る。前々より談示の話伝えある。めん/\思わく寄せてはならん。いつまでも頼もしい一つの理、いつ/\までは続く理である。思やんの元はどうでも要らん。他に事情有る無い理は要らん。治まる事情は何でも治めて見せる。世上は皆子供の事情である。成らんというは、身上から治まらんようになる。道は早く事情を治めて掛かる事情は、それ/\聞かして置く。