明治二十年十月十一日(陰暦八月二十五日)八時頃
林九右衞門五十八才(住吉郡喜連村)
さあ/\/\/\これまで/\急えて/\十分急き込んだんやで。いかなる/\これ/\これまで/\通り難くい道通り来たる道、これまでの処、通り来たる道、いつ/\までやな/\。さあ/\これより/\、今まで/\何かの分かり無い。銘々処にどうなりこうなり通り来た。今日一条わかす者がある。身の内渡す者が、あすこで一つ言うて置かんならん事がある。印が渡したら、些の処心を違わす事が出けんで。身の授け置くから、失わんよう、落さんよう。神が取り返さん。あしきはらいたすけたまゑ天理王命、三遍ずつ三三九度。