明治二十三年八月二十三日午後四時
美尾谷嘉右衞門身上願(道ノ口村、百六十一号講元父)
さあ/\是非一つの事情尋ねる/\。一つの事情身の処/\、長らえて/\身上不自由なる処事情、神一条の道、一つの心に治め。一時の処、又々、どうでもいかなる理も聞き分け。聞いて理は無いという心を持たず、事情はいんねん/\遁れるよう。たゞいんねん分からん。いんねん遁れるよう。日々という、いんねんの事情、世上の理を見て心にたんのう。不足あってたんのうは、どうしてもならんというのがいんねん。一時ではない。成らん処からたんのう。よく聞かしてくれるがよい。速やか聞かしてくれるがよい。