明治二十三年十二月十九日
永尾楢次郎身上伺
さあ/\尋ねる事情/\は一席の事情、一席聞かし一つの理話という。どういう話、こういう話、事情いんねんという。いんねんの事情を以て一つ事情、いんねんならどういういんねん、皆いんねんの理を以てするというは分かろうまい。どういう事も成らんがいんねん、思う通り行かんがいんねんと言う。さあ一日一席よく/\聞き取りて、心一つという変わらんが一つの理。何か聞き取り、先々は十分長い。それ/\たすけという。さあ/\変わらぬは一つの理、さあ/\これよりたすけ一条のため、事情今日一日にさづけ、さあ/\かんろうだい一条の一つのさづけ、しいかり受け取れ。
押しておさづけ渡しかた願
さあ/\前々より以てしっかり渡してある。しっかり聞かしてくれるよう。さあ/\前々より以てしっかり渡してある。しっかり聞かしてくれるよう。