明治二十三年十一月十七日(陰暦十月六日)
親族一同御引寄せに付、中山会長、前川菊太郎、梶本松治郎お寄せの上、たまへ身上障りに付御伺あり(前おさしづに基き縁談の事を御知らせ下されますか御願)
さあ/\一寸身上の処、身上心得ん。障る。どういう事もあろう。一寸一つの尋ね、いろ/\さしづ、一寸話どういう事も取り混ぜ、どういう思やん/\、思やん一つも要らん。さあ/\話掛けたら分かろう。どういう事、これまでどんと分かり難ない。いろ/\の道を通して来た。これまで長らえて時々思やん/\、どうでもこうでも通り来らん。大き処に取れば大き成る、小さに取れば小さに成る。一寸古き話、古き道、めん/\の事情話置いたる思やん/\。明らかな道見えてある。成らん道も見たであろう、聞いたであろう。妊娠なって一つ話掛け、紋型無き妊娠よりしんばしらと言うて、親族話掛け。世上知る知らん。今、席というて話掛ける。これまでの理、同じ一つの理、この理を治め掛けねばならん。古き/\思やんして治め掛けねばならん。日々多くの中暮らす道、これも道という。それで大き心と言えば大き心、親族話掛け。さしづ一寸も違わん。さしづ違うとは心に思わんよう。これまでだん/\変わり、親族一同若きという、古き一つの道分かろう。妊娠どちら分かり難ない処、しんばしらという理明らか。親族若き一同に話言わねばならん。今言う今に行こうまい。順序の道は委せ置くによって、順序定めてくれるよう。