明治二十三年十月二十八日
増野いと神戸へ気の保養のため一寸帰しました処、神戸に暫く置いてくれと申します、前さしづに暫くはならんともお聞かせにあづかりしが御許し下さるものや、如何のものでありますや願

さあ/\尋ねる事情、いかなる前々の事情諭したる処、一つの理の治まる。よう/\の道を通り、道が治まり心もじと運び、それ/\めん/\の理を明かし、身が障る。心の理が違うから今一時どういう事分かろうまい。暫く一時言わうか、よう事情聞き取って心に事情治まれば、めん/\幾重事情思う。日々の処早く。暫く/\何程に心というが分からず治まらず、成程どうと思えば、一寸事情は暫くと言えば暫く、事情思うようにさして置くがよい。

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