明治二十三年十月五日(陰暦八月二十二日)午後九時
本席身上御障り願
さあ/\/\前々より、もうこれ一寸身上に障り、身上に事情ある。どういう事であろう。一日送り日を送りてある。世上の中通るに通られん。いろ/\の道が付けて、中を何でも通るに通られん道が幾重もある。何でも彼でも通らにゃならん。一寸には長いで。今に言うて今に行かん。どれだけ道が変わったと言うて案ぜる事要らん。年々という事情、月々の事情あって暫くの間、何かの処注意一つが第一。注意も幾重の注意もある。互い/\の扶け合う、互い/\の扶け合いという。一年の年いつから運び掛けたるや知れん。一年の事情頼む。聞かす事もある。こりゃどういう事も、注意もして大層々々の道も運ばしてある。日々の処に運ばしてある。この事情どんな辺所の中、道を通らにゃならん。一日の日、二日の理あれば分かる。三日経てば分かる。一日の日運んで計り難ない。いかなる道と思うかな。世上の道どんな道も、めん/\の理に取って運び掛けたる処、難儀さそう不自由さそうという理はない。通さにゃならん。いんねん/\というは、いんねんと言えば、どうでもと思うであろう。夢であろうか現であろうか、と諭したる事もある。速やか道を通れば十分あちら楽しみ、未だ/\の処、陽気遊び/\と言うは未だ/\早い。これを聞き取らねば、どんな道があるとも分からん。日々と言えば万事の道聞き分けにゃならん。成らん道十分の道、又辺所なる所、一つの道というは何たる事情と思うやろう。この理をしっかり聞き取ってくれねばならん。