明治二十三年九月二十二日
増野正兵衞前身上障り御守護を蒙り申さず、尚だん/\重り熱強く食事味無きに付願
さあ/\だん/\の事情、内々の事情、一時尋ねる処、長らえて/\、内々どういうものであろう尋ねる。どれだけ何がさんげ、日々の処どういう事である。一つ事情、まあ一名そら一名どういう事である。何たる事であろう。よく/\なか/\の道を尽し運び、重々尽し運ぶ処受け取る。内々どういうさんげなく事情聞き分け。日々の事情分かろうまい。身上不足なれば何も思わん。身の不足がさんげ分からん、分からんなり内々の事情を運び難ない。事情楽しみの事情が無い。身上不足なって楽しみが無いと思う。心に事情を治めて、早くたんのう早く事情、これまで古き古き事情諭してある。難しい処もだん/\遁れて来て、楽しみの事情内々同じ、内々心は日々が第一、何もよう思案して運んで尽して、楽々心に持って運ぶである。あちら不足こちら不足、どんな一つ十分事情通りた事情、先々心に尽して聞いた事情、ほのかの事情ある。聞いた事情早く治め。事情は世界を見てたんのう。知らず知らずたんのう聞き取ってくれるよう。事情は案じ無きようたんのうしてくれ。
同時、増野正兵衞心に掛かりますのは、いとに心を治めるよう伝えましても、神戸へ一度帰りたく申しますが、帰ります事の御許し願
さあ/\心治まり付かん。何も治まり付かんであろうまい。理が治まらねば身の障りと言わん。よう事情、遊びに一寸もう暫くという心は更々持たずして、皆兄弟の中の理を諭さにゃならん。一寸遊び、心に理が晴れん。一寸気休み/\、一寸遊び、いつ/\それに深き心は更々無くして、よう事情聞き分けにゃならん。さあ/\心治まり付かん。何も治まり付かんであろうまい。理が治まらねば身の障りと言わん。よう事情、遊びに一寸もう暫くという心は更々持たずして、皆兄弟の中の理を諭さにゃならん。一寸遊び、心に理が晴れん。一寸気休み/\、一寸遊び、いつ/\それに深き心は更々無くして、よう事情聞き分けにゃならん。