明治二十三年八月二十三日
船場分教会所表の井戸濁り、内井戸清水に成りしに付心得のため伺

さあ/\尋ねる事情心得ん。事情尋ねる一つさしづ変わる。不思議々々々自由聞いてある。一寸出越したる処、遂に戻る。何か万事運ぶ処、日々取り扱い、清水が曇る、曇りが晴れる。自由という一つの理、同じ中/\自由と成る不思議聞き分けて置け。皆尽す一つの心によって出入り一つあれど、誠一点持てば、怖わき危なき事は無い。清水曇る、曇り晴れるなれど、自由という理は晴れるかとも思えば曇る。それは尽す理は十分受け取る。一寸表の処曇って中に清水大き理である。小さき事情大き事情分かろまい。内々事情清水、それ/\心合わせ、互い/\理を積み、表の水案じる事は要らん。日々の心を浚らえ、万事一つ成程清水の水曇り、水筋々々に曇りはあろまい。一つ/\これが一つの台、心に理の治まる台。これよう聞き分けてくれるよう。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です