明治二十三年八月二十二日
村田長平母おいゑ七十二才身上願
さあ/\身の内障り、一寸どういう事であろう。今度一つ、皆々の心に掛かる、事情尋ねる。身上の事情、一寸の処、一寸見れば案じる。尋ね事情、今日はどういう心という。一度席を許そうと言うた。筆に書き取って置け。長らえ/\の事情、これまでの処、だん/\深き事情、代々の事情、尽す一つの心、歳々人間事情ある。何にも心に掛けず古き事情、一つに掛けて洗い切る。一時今日日長らえてこれより楽しみ。今日はさづけ渡すによって、心楽しみ。あしきはらひたすけたまへ天理王命、と、これを三度、又三度又三度三三三の理を授けよう/\。さあ/\しいかり受け取れ/\。続いて一つ話して置く。さあ/\これから一日だん/\長く、代々も更わればたすけ/\危なき、東風西風どうもこうも事情尽す。古き事情何時渡すやら知れんによって、書き取って置くがよい。