明治二十年
松村栄治郎へおさしづ
さあ/\、ほのかの儀やないで。内々の処、分かる分からんの処、深いいんねんもある。これまで楽しみあったやろう。尋ねる儀もあるやろう。早くの処、運び来てある処、ふでさきにも知らしてある。五年前にも知らしてある。見えたる処あろう。銘々内々の処、世界の処や/\、親族の間からや/\。聞いて来れば知らそ。内々の処、忘れた日もあった。前々の三つの知らしてある処、分かるまい。二年三年に知らしてあった。今内の処、未だうっとしいと思うやろう。やれ/\待って居る。古をかな事である。高道も知らしてある。三つの処知らしてある。又々の処知らしてやろう。内々の処、一つはたんのうして、実を定めてくれるよう。一時知らして置こう。三軒棟があって、生涯我が物や。生涯落さん。