明治二十三年七月一日午後一時
前さしづによりて救助の儀協議取決めに付願
さあ/\たすけ/\という、幾重のたすけもある。だん/\と長い間の道の事、路銀渡した者も、無くなして了た者、一日の日も難しいという者、救助と言えば扶けやい、日々に尽して果たした者困る。たすけと言えば、皆修理肥やしの理である。一寸には救けるようなもの、肥えをするようなもの。だん/\の肥えを置く、根が差す、芽が吹く、芽が出る、又芽が出るようなもの。成るだけ尽して一時どんならんという。運び掛けたる処、一時早く事情、早く肥えをしてやるがよい。どんな芽が吹くやらこれ知れん。日々という、道々という。道は難しい、なか/\道が難しい。道を通りたというは、なか/\の道やない。難しい事情に果たした理もある。所々の中見分け聞き分け、一時早く肥えをしてくれるよう。
押して、見分けは本部よりするや、分教会よりするや願
さあ/\親元々々、親の元より始め掛けたらよいで。さあ/\又一つの話をして、これは些かの物や。今年は余儀無くの事情によって、世上の処へ又々運ぶ、日々の処に運ぶ。些かな物なれど一寸の路銀と言うて。救け米やの救助やのと言うては、滅多に受け取れやせんで。もうこれ/\大抵、まあ/\人々の処は分かってあるやろう。あの者は何箇年以前はこうであった、今の一時、世上に名の出ん内路銀を出す。何処から成ったやらという理に運ぶよう。この道早く急いでしてくれにゃならん。さあ/\親元々々、親の元より始め掛けたらよいで。さあ/\又一つの話をして、これは些かの物や。今年は余儀無くの事情によって、世上の処へ又々運ぶ、日々の処に運ぶ。些かな物なれど一寸の路銀と言うて。救け米やの救助やのと言うては、滅多に受け取れやせんで。もうこれ/\大抵、まあ/\人々の処は分かってあるやろう。あの者は何箇年以前はこうであった、今の一時、世上に名の出ん内路銀を出す。何処から成ったやらという理に運ぶよう。この道早く急いでしてくれにゃならん。
押して、見分けは本部よりするか、又講元よりするか
さあ/\所々へは皆んな事情が下ろしてある。取り決まりがある。それ/\の掛かりがある。見分け役あり、遠くの所にてはどういう者もあるによって、遠く所には遠く道がある。遠く事情は遠く所や無くば分からん。よう、道を見分けてくれねばならん。今の処というは、路銀の処も使い果たして居る処へ、路銀と言うてすれば大層をすると言う者もある。出し尽して了うてどう成ったやらと思う。なれど皆尽した理は世上にある。一時困って居る者、あんな者と思てはころっと違うで。今の出て来る者、最初尽した理があるからの事。この理を聞き分けてくれねばならん。さあ/\所々へは皆んな事情が下ろしてある。取り決まりがある。それ/\の掛かりがある。見分け役あり、遠くの所にてはどういう者もあるによって、遠く所には遠く道がある。遠く事情は遠く所や無くば分からん。よう、道を見分けてくれねばならん。今の処というは、路銀の処も使い果たして居る処へ、路銀と言うてすれば大層をすると言う者もある。出し尽して了うてどう成ったやらと思う。なれど皆尽した理は世上にある。一時困って居る者、あんな者と思てはころっと違うで。今の出て来る者、最初尽した理があるからの事。この理を聞き分けてくれねばならん。