明治二十三年六月三日(陰暦四月十六日)午後三時
本席御身上腹突張り頭痛に付願

さあ/\尋ねる処/\、尋ねば話掛けにゃならん。どういう事を話掛けるなら、難しい事を言い掛けたらどうなると思うやろ。聞き分けてくれ。心の理が難しい。心の理が難しいでどんならん。いかなるも皆前々に知らして置く。今日に言うて今日に分かろうまい。ほんになあという日が来る。集まらねばなろまい、集めにゃなろまい。難しいから分かる。一寸にはほのかの楽しみ、ほのかの罪、ほのかの楽しみに分かる。受け取る処は一寸も無い。それ/\一寸々々の理も分かるやろう。話掛けたら何でも彼でもどんならん。見せにゃなろうまい。すっきり受け取る処は無い。分からん分からんと言うてだん/\悪気が募りた。今の一時、三三の理を以て一つ一つどんな理が出るや知れん。どんな事見るやら、どんな事聞くやら、見ん先から諭して置こう。この理を書き記し置き、何度にも諭そう。深き処は数々言わいでもよい。これだけ分かり掛けた。どんな事聞いて居る、どんな事も見て居る。これまではどんな道も通してある。艱難の道も知らずに苦労の理も分からず、この理をよう聞き分けてくれねばどうもならん。

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