明治二十年十一月
大阪近藤政慶身上病みに付伺
さあ/\身の処一つの障り、どういう事と、めん/\では分かり難ない。思い掛けない順序、どういう道も順序、どういう道も通らんならんとの処、長く/\の処、順序の道筋、前々の話にも聞かしてある。どうせえともこうせえとも言わん。めんめん一つ治めにゃならん。世界中の人間皆同じ兄弟、皆世界鏡と、神は四方正面として働く。皆世界の処へ、心通りを身の内へ映してある。これ思えばめん/\も速やかと成れるやろ。めん/\も人に見せられんというような身、とても仕様無いものと思えば、めん/\心澄ませるやろ。先の処も長くと思うて見よ。身の処速やかと成る。