明治二十三年四月二十一日
村田すま身の障り願
さあ/\身上尋ねる、理が迫る、どういう事である。よう話してやるがよい。今の処は悟り知らいで日々付き居るやろう。事情という心の事情、かわり事情ある。一人というはこちらへ内々一人、先々の処どうであろう。日々月々に見えん、年限の道によってどういう事が見える。一寸見る事情から見て治まりある。なれど事情という。いつ/\事情心に治め来ればいつ/\までや。内々の事情定めた理があれど、月々経つは生涯の心戻る。日曇り易いもの、曇りを磨きさえすれば、つい/\これはなと分かる。一日の日取って思やんすればこうのうという。