明治二十三年四月十六日午前九時
永尾たつゑ目のふちたゞれ鼻つまり、快よく眠らぬに付願

さあ/\尋ねる事情、小人尋ねる事情、どういう事情であろうと思う。分かろうまい。よう聞き分け。一つ定めにゃならん。成程の事情を聞いて、一つの事情であろう。尽す処理である。尽す処は受け取る。理の話難しい事は一つも言わん。心次第という台が出してある。一名一人一つの理聞いて理が分からん。誠一つの理が分からねば何にもならん。めん/\の心、誠一つより受け取る理は無い。誠一つを受け取る。年限の日からあたゑ、年限月々年々よう聞き分け。誠の心は誰に相談は要らん。誘う誘われん一つに人の身上から、一つ一度のさしづから誠一つの理、誘う誘われんこの理生涯の理。このさしづして置く。前々刻限の諭し置いたる一代二代、これまで何度生まれ更わり来て、未だ/\年若い。一代二代、一代一つの心を定め、今一時の席、今度一つ改め。今三代の理、年限の事情、今一時出越した三代まで。万事聞き分け。心を治めてくれるよう。

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