明治二十三年四月十三日(陰暦二月二十四日)午前六時五十分
中山会長、梶本松治郎、平野楢蔵、山本利三郎、阿波撫養支教会開筵式より御帰会になるや、直ぐと本席御身上に付御願
さあ/\待ってるで/\。何も、急いで帰った処がこうのうの無い事や、と思うやろう。事情から事情悟り来るよう。もうつかえる/\。世上から一つの理がつかえる。一日の日が照って温き所だけなら、何にも事情は要らん。三年以前まあ四年以前、日々心配ばかりで通りた人間の心ばかり救けたいばかり。世界は何たる事やと、三年四年という。姿は見えん、働きは見えん、どうする事も出来ん。日々の働きを見てたんのうという。たんのうの理が分からねばならん。たんのうは心一つ、天一つの理。どういう事を急ぐ。一つ/\の事情無くば分かりゃせん。出て一日の事はそれでよい。一度々々、何度の理になる。一日々々、天一つ温き所、善き事だけなら何にも言う事は無い。一つ悟り来るなら、誠は難しいものは無い。誠は天の理やもの。言葉で聞いてくれるよう。早く/\という、一時々々心ばかり急ぐ。何となりと返事せよ。
押して願
さあ/\聞き分けにゃ分かりゃせん。遠く出越す処、辺所なって時間切ってその日の事情こそ無い。何日の間には、どれだけの事情を運ばねばならんという事情中、何とどんと計り難ない。事情治まって誠一つの理に、そのまゝどっから見ても理に治まりゃせんか。さあ/\聞き分けにゃ分かりゃせん。遠く出越す処、辺所なって時間切ってその日の事情こそ無い。何日の間には、どれだけの事情を運ばねばならんという事情中、何とどんと計り難ない。事情治まって誠一つの理に、そのまゝどっから見ても理に治まりゃせんか。
又、押して
さあ/\分からん事は答々、どんな事でも返事するで。日々世界から見て、ぢばやぢばやと言うは、人間賢い処から出来たか、口の達者な者から出来たか。神が出て来たる。皆考えて勘考が成るか/\。さあ/\分からん事は答々、どんな事でも返事するで。日々世界から見て、ぢばやぢばやと言うは、人間賢い処から出来たか、口の達者な者から出来たか。神が出て来たる。皆考えて勘考が成るか/\。
押して
さあ/\職人も多く来て勇んで掛かって居る。日々他の真で居る。それに身も動けぬように成って居る。心早く捌けよ、理を捌けよ。さあ/\職人も多く来て勇んで掛かって居る。日々他の真で居る。それに身も動けぬように成って居る。心早く捌けよ、理を捌けよ。