明治二十三年四月六日午後十時十七分
伺の後にて刻限御話
さあ/\一度一つさしづするで。さしづはどんなさしづするやろうと思うやろう。さあ/\さしづ/\。しっかり聞き取れ。筆取れ。幾度の事情話たる。さあ/\道や/\、どういう道や。細い道、細い道は通りよい、往還道は通り難くい。細い道幾度返やし/\という。細い道、これまで並大抵やない年限を通りたであろう。細い道は通りよい、往還道は通り難くい。又同じ事情を話する。幾重にも話たる。往還道は世界の道、細い道は心の道、心の道は誠、誠は天の理、天の理であたゑという。細い道を外せばばったりと。早く取り直せ。どういう道も取り締まれ。身上世界という。誠の理を立てゝくれるよう。日々の守護、くどう/\話て置く。しっかり細い道、誠一つよく聞き分け。だん/\頼み置く。をや一つの道という。