明治二十三年三月十七日
井筒梅治郎一人で行き、立売堀三丁目家屋敷買受の件伺
さあ/\尋ねる事情、前々事情一つの事情諭し、いずれこう言えば治まる。一つどうであろう/\、心の安心出けようまい。今日して明日として同じ事。何処にどうして、何一寸も構わん心の理が第一。心の理が治まり付かねば、どんな名を付けても何もならん。実際多くの中が治まりという。
押して、借家と右家買取るとどちらが宜しきや伺
さあ/\どちらでもよい。いっそ小さき処から/\、大きく成る理。どうこう成らんと言うでない。たゞ心治まる所/\、心の治まらん所には成らん。子供の寄り合う所が一つの理。あちらから妬む、こちらから妬む、身が悩む。治まらん。どうでも一つ治まりという。あちらから妬む、こちらから妬む、という理治まり成らん。一時一つ運ぶ。いつなりと治まるという。さあ/\どちらでもよい。いっそ小さき処から/\、大きく成る理。どうこう成らんと言うでない。たゞ心治まる所/\、心の治まらん所には成らん。子供の寄り合う所が一つの理。あちらから妬む、こちらから妬む、身が悩む。治まらん。どうでも一つ治まりという。あちらから妬む、こちらから妬む、という理治まり成らん。一時一つ運ぶ。いつなりと治まるという。