明治二十三年二月二十八日
隣家地所買入急にする方宜しきや、暫時見合わす方宜しきや、増野正兵衞伺
さあ/\一名一人より尋ね出る。前々一つの心一つの理、何かの処よく/\聞き分け分かろう。日々に治まる。不安という。不安に持たず、持たさずこれが望。一寸の処、先ず/\の処、一時叶わん。一つの心に談示持たず、一日という。どうでも成るで。取り扱いどうでも成る。どんな事でも通さにゃならん。一寸暫くの処、これだけあたゑという。そのまゝ安楽。誰にこう、誰にどうとは要らん。一時の処じっくり。あたゑ一つの処、何も案じは無い。前々あたゑを以て、一つ何か事情暫くそのまゝ。