明治二十二年十一月十五日(陰暦十月二十三日)
沢田たみ五十三才(和泉国泉郡大津村周旋方)

さあ/\だん/\返やし/\の席をしい、さあ一日の日というは生涯心。一つの理を以ちて一つ席。席に順序よく聞き分け。生涯の理を諭しよ。生涯の理には、よく聞き分け。難し事は一つも言わん。どうせこうせ、これは言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかと言う。人間という、身の内という、皆神のかしもの神にかりもの、心一つ我が理。心の理というは、日々常という。どういう事情いかなる理、幾重事情どんな事情理も、日々に皆んな受け取る中に、たゞ一つ自由という一つの理。自由という理は何処にあるとは思うなよ。たゞめん/\精神一つの理にある。日々常に誠一つ。誠の心と言えば、一寸には弱いように皆思うなれど、誠より堅き長きものは無い。誠一つが天の理。天の理なれば、直ぐに受け取る直ぐと返すが一つの理。よく聞き分け。一名一人の心に誠一つの理があれば、内々という十分睦ましいという一つの理が治まる。そら世界成程という、成程の者成程の人というが、常に誠一つの理で自由という。又一つ、これまで運ぶ尽す中に、互い互い扶け合いは諭する理。人を救ける心というは、真の誠一つの理で、救ける理が救かるという。これまで運ぶ尽す一つの理は、内々めん/\事情理に治め。これより先永く事情にたすけ一条のため、こうのうの理を渡し置こ。さあ/\授きよう/\。あしきはらいたすけたまへ天理王命、と、これを三遍又三遍々々々三々々の理を授きよう/\。さあ/\しいかり受け取れ/\。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です