明治二十二年九月三日(陰暦八月九日)午前八時
中村清六二十七才(斯道会第三十八号周旋方)
さあ/\だん/\の席返やし/\の席、さあ一日の日生涯一つの心を以ちて一つの席、生涯の理には、難し事は言わん。どうせこうせこれは言わん言えんの理を分かるなら、何かの事も鮮やかと言う。人間という身の内という神の皆かしもの神にかりもの、心一つ我が理。たった一つの心より日々常どういう、どういう理いかなる理皆受け取る中に、一つ自由という理を聞き分け。常々誠一つの理が自由。誠というものは一寸には弱いよに思うなれど、誠より長き堅きものは無い。誠一つは天の理。天の理なら、直ぐと受け取る直ぐと返やす一つの理。又一つ互いや扶け合いは日々尽す理、人を救けるというは、真の心の誠一つの理が救ける理が救かる。これまでの理は、尽す一つ運ぶ一つに、めん/\心に治め。これより末長く尽すために、さあ/\たすけ一条のこうのう一つの理を授けよ。さあ/\あしきはらいたすけたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍々々々三々々の理を授けよ。さあ/\受け取れ、さあ受け取れ/\。