明治二十二年十二月二十日(陰暦十一月二十八日)
村田かじ三十三才身上願
さあ/\身上事情尋ねる、尋ねるからよく聞き分けねばならん。身上障る。心の事情障る。もうだん/\の処、だん/\道、だん/\の道、どうで一つ心、身上十分速やかなれば、何にも思う事あろうまい。よう聞き分け。たゞ聞き分けでは分かろうまい。なれども一時という。前々一つ/\掛かり、一つ始め、一つ年限事情、何か聞き取って、年々心とする。辛い日もあったであろう。通り難くい日もあったであろう。いつの尋ねにも暫くという。何かの処、事情大きく成れば大き思やん、年限々々思やん、大きく成れば大き思やん。誰がするとは思われまい。内々皆んな揃うてするなれば、皆出来る。案じる事要らん。