明治二十二年十二月二十日
増野正兵衞借家も普請中に付、その出来るまで引越御許し願、それとも急に引越す方宜しきや、月を越えても宜しきや伺
さあ/\尋ねる。確かな事情治まり一つの事情、十分聞いて定まる。早く事情どういう処十分、暫くの間どうでも不自由々々々、不自由が日々のこうのう。諭し一つの事情、もう不自由々々々が日々のこうのう。十分こうとして心に安心聞かして心に治めさそう。治め何時なりと定めてくれるよう。何時こうと言えば何時なりと心置き無う。