第十二号一五五
せかいにわあめをほしいとをもたとて
このもとなるをたれもしろまい(12-155)
- ・読み方(ひらがな)
- せかいにはあめをほしいとおもたとて
このもとなるをだれもしろまい
- ・読み方(ローマ字)
- Sekai niwa ame o hoshii to omota tote
Kono moto naru o tare mo shiromai
- ・注釈
- 世間では、かんばつの時には雨が降ってほしいと思うであろうが、雨というものはどうして降るか、その根元にある親神の守護をだれも知るまい。
(註)本歌は、明治九年陰暦六月二十八日、川東村小坂の松田利平の願により、辻忠作、仲田儀三郎(儀右衛門の後名)、桝井伊三郎等が雨ごいに行った時諭されたものである。
- ・英語訳
- In the world, there are those who desire rain,but perhaps no one knows its origin.
- ・中国語訳
- 世人只?雨水降不知雨降之本源