天理教のお守りについて−貰い方・時間・金額など−

天理教にもお守りがあります。

ただ、神社やお寺で買えるお守りとは少し違い各教会から願書を貰い、そこにお供え(幣帛料)を添えてようやく頂くことが出来ます。

ここではお守りを頂く手順や、頂ける時間帯、やお供えの金額、処分の方法など説明して行きます。

お守り(証拠守り)って?どうやって貰うの?

お守りは、天理教の教会ならどこでも貰える訳ではなく、奈良県天理市にある天理教教会本部でしか貰うことが出来ません。
また、神社で売っている御守りとは勝手が異なり、願書や、幣帛料(へいはくりょう)等が必要になります。
ですので、未信仰の方でお守りを貰いたい方は、お近くの天理教の教会にご相談されるか、当サイトの管理人までご連絡下さい。お近くの教会に相談する際ですが、大教会と呼ばれる天理教の教会にご相談されるのが良いかと思います。

お守りについて

天理教のお守りは、「ぢば」簡単にいうと、天理教の神様が人間を創造された地点、天理教の信仰の対象であり中心地点のようなものに来た(天理教ではおぢばへ帰るという)証拠に、一人につき一つ頂けるものです。

ですので証拠守りとも言われています。これは教祖の着物「赤衣」によって作られています。

「お守りの申し込み資格」

お守りは、どなたでも頂くことが出来ます。

ただ、お守りを貰う本人が直接その場に居合わせないといただけません。

また、15歳未満の場合は、両親または親に該当するもの(祖父母・兄姉・教会長・布教所長)が同伴しなければいただけません。

ただ、両親であれば、本人がその場に居合わせなくてもいただくことが出来ます。

また、15歳未満とそれ以上の年齢では、お守り(赤衣)の大きさは異なります。

受付場所・時間について

受付場所について

教祖殿御守所(きょうそでんおもりしょ)と呼ばれる場所で受付が出来ます。
緑色の屋根が目印の教祖殿の東側にあります。

平日教祖殿御守所(きょうそでんおもりしょ)
土日曜・祝日第二御用場(だいにごようば)
祭典(26日)当日と前後日第二御用場(だいにごようば)

受付時間について

受付時間ですが、少し細かく決まっています。
また、毎月25日や、26日、4月18日などは天理教のお祭り日、前日ですので、込む場合があります。
26日の祭典日の受付ですが、祭典中は受付が閉まっています。また、受付開始は祭典終了後(通常の祭典だと12時10分頃)に開始されます。

受付開始時間受付終了時間
1月1日~15日8時ごろから4時まで
16日~31日4時15分まで
2月1日~15日4時30分まで
16日~28日
(16日~29日)
7時45分ごろから4時45分まで
3月1日~15日7時30分ごろから5時まで
16日~31日7時15分ごろから5時30分まで
4月1日~15日7時ごろから
16日~30日6時45分ごろから5時45分まで
5月1日~15日6時30分ごろから6時まで
16日~31日6時15分ごろから7時15分まで
6月1日~30日6時ごろから6時30分まで
朝づとめの時間夕づとめの時間
7月1日~15日6時ごろから5時30分まで
16日~31日6時15分ごろから
8月1日~15日6時30分ごろから6時15分まで
16日~31日6時ごろまで
9月1日~15日6時45分ごろから5時45分まで
16日~30日7時ごろから5時30分ごろまで
10月1日~15日7時ごろから
16日~31日7時15分ごろから4時45分まで
11月1日~15日7時30分ごろから4時30分ごろまで
16日~30日7時45分ごろから4時15分まで
12月1日~31日8時ごろから4時まで

ここまで細かく決まっているのは、朝勤(あさづとめ)、夕勤(ゆうづとめ)と呼ばれる一日の守護、一日の守護のお礼を伝えるものがり、それらの時間帯によって前後するからです。
厳密な時間でいうと、朝づとめ後~夕づとめ1時間前までと定められています。

願書について

お守りの願書ですが、各天理教の教会や、信者詰所と呼ばれる各宿泊所にて貰うことが出来ます。
注意事項ですが、天理教教会本部では願書を貰えません。
また、願書には、お守りを貰う本人の現住所、名前、本人の年齢を記入する欄があります。 そして自身が所属する教会長の捺印が必要となってきます。
信仰していない方で、お守りをもらいたい方は、知人の天理教信者の方、もしくは天理教の教会にお願いする必要が出てきます。

幣帛料(金額)について

幣帛料(金額)についてですが、教会によってばらつきがあります。
願書を申し込む教会から見て、親教会が多ければ多いほど金額が上がってくることがあります。
ですので、願書を申し込む教会にお尋ね下さい。親教会が少なければ2000~3000円程度の場合もあります。

お守りの処分の仕方は?

天理教のお守りの処分の仕方は天理教辞典に以下のように書いてあります。

出直したときは、大切な宝としてまつることになっている

ですので、お守りの持ち主がお亡くなり(天理教では出直し)なられたときは、どこかにまつる必要が出てくるわけですね。

自宅に神棚など、まつる場所が無ければ、近くの天理教の教会にまつってもらうのが一番良いかもしれません。

お守りの身に着け方について

天理教辞典に

生涯の守りとして、肌身離さず身に着け、教祖の教えを心に守り、教祖のひながたを歩むところに守護をいただくことができるといわれている。

と記載されていますように、肌身離さず身に着けるものなんですね。

ネックレスのように首からぶら下げ、インナーの中に入れている人が多いかと思います。

ただ一生に一度しかいただけないので紛失しないか心配ですね。

天理教教会本部の近くの天理本通り(アーケード)の神具店にお守りをいれるケースのような物が売っていたと思いますので、それを使っても良いかもしれません。

お守りについての逸話

教祖がお召しになった赤衣の一部をお守りとして渡されていますが、現在では教祖自身が赤衣を直接お召になることが出来ません。

では現在はどうしているのでしょうか。

天理教の「おさしづ」という書物に、「中略、夏なれば単衣、寒くなれば袷」と、季節に応じて赤衣を仕立て、毎日お召し更えを願うようにとのお言葉を頂きました。

おさしづ本文はこちら

ですので、お守りに使う赤衣がなくなれば、新しくまた赤衣を仕立て、同じようにつくっていくのですね。

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